0と6と9の世界
偶然にも取った番号札が600番でした。渋谷の宮益坂の郵便局の1F
にはコンビニの「LAWSON」が。郵政民営化の影響の一部ですね。

「ファッション小物」をまとめて「アクセサリー」とも呼ぶこともありますが、
今日ココではいわゆる「貴金属、ジュエリー、宝飾品」を指します。宝飾
時計などの機能が付いたものは敢えて入れません。単純に身に着ける
「アクセサリー」についてです。
以前こちらでも書かせてもらった様に、人生でふたつめに入社した会社が
アクセサリーを扱う会社でした。平たく言えば「シルバーアクセ」を中心に、
18Kゴールドやプラチナも少し扱っていた感じです。入社するまでピアス
とピンキーリングくらいしか着けたこともなかった自分が、両手で5つ6つも
のリングや、ネックレスの重ね着けをして店頭に立っていたのが懐かしい
ものです。今でも飽きずに身に着けて出かけますが、「お守り」とか「過去
の自分の足跡」といった意味合いが強く、人に見せたりする前提にはなっ
てませんね。過去に接客してきたお客様も、そんな「自己満足」のために
たくさんの金を使われていました。また自分と違って、何故か洋服にはあ
まり興味を示さない方が多かったということについては、特記すべき部分
だと思います・・・。
アクセサリーというのは古くからそうして自分を飾るもの、富を表すもの、自
己満足的な意味合いの強いものだと思いますし、基本的には毎日付け替
えるモノではなく、好みのアイテムや組み合わせでその人独自の個性を表
現するものとして捉えています。このリングは必ずこの指に、このリングを
着けたら隣にはこのリング、あるいは同じ石のネックレスと・・・、といった感
じですね。ファッション小物全般がそういったニュアンスが強いですが、やは
りスニーカーは一種類しか履けないし、帽子もひとつしか被れませんが、リ
ングは指の数、あるいはそれ以上着けることも物理的に可能です。ひとつ
の指に2本3本、ひとつの首に幾つものネックレス、ペンダントも。両手に時
計をひとつずつ着ける方はあまりいらっしゃらないでしょう・・・。
こういった仕事(ファッション業界ではなく、アクセサリー業界)をしたことがな
いと、意外と知らない知識を幾つかまとめました。
シルバー編
・「シルバー925」というのは92.5%が銀で、残りの7.5%が通常「銅」の
合金。
・それを別名「スターリング・シルバー」と言うのは、その925の割合をイギ
リスのウィリアム1世が「銀本位法」として定め、当時の銀硬貨の鋳造を
「スターリング家」が行っていたから。
・銀の元素記号は「Ag」。ラテン語の「argentum(輝くもの)」が語源で、ア
ルゼンチンの国名の語源と同じ。
・銀は金属中最も「可視光線」を反射するため、磨かれた状態では最も輝く。
・医学的には「銀アレルギー」は存在せず、合金で混ぜられる銅やコバルト
やニッケル、クロムにアレルギー反応をしているだけ。
・銀が黒ずむことを「硫化」と言い、硫黄と銀の化学変化によるもの。なので、
温泉に入っても必ず黒くはならない(硫黄泉にだけ反応する)。
・銀食器が生まれた理由は、毒殺に使われる毒に「硫黄分」が入っていて変
色することで見分けられたから。
・アクセサリーブランドはこの硫化を使って商品の「凹凸」を表現する。
・融ける温度(融点)は「961.93℃」。
ゴールド編
・金属の中で最も薄く延ばすことが出来、1gあれば「1㎡(1m×1m)」にもな
り、糸状に伸ばせば「3km」にもなる。つまり柔らかいため合金にして使う。
・「18Kゴールド」は、純金の24Kの24分の18=75%がゴールドの合金。
・24Kの純金でも、地球上だと純度は「99.99%(フォーナインズ)」になる。
・通常「18Kイエローゴールド」は残りの25%を銀と銅で半分ずつ混ぜてあ
るので、別名「三元合金」ともいう。
・「18Kピンクゴールド」はおよそ20%を銅、5%を銀で混ぜた合金。
・「18Kシャンパンゴールド」は、25%を「パラジウム(プラチナの仲間の白い
金属、レアメタル)」で混ぜた合金(うっすら黄色い)。
・そのシャンパンゴールドにメッキを施したものが「18Kホワイトゴールド」。
・特殊な溶液(王水とセレン酸)やアルカリにしか溶けないため、アレルギー
は起こらない。合金で混ぜた金属にアレルギー反応することはある。
・地球上の金の埋蔵量は「20mの立方体」くらいで、その内の75%程は今
までに採掘されている計算になる。それでも世界で年間「2500トン」は産
出されている。
・主に南アフリカ、オーストラリア、アメリカ、中国、ペルー、ロシアで採れる。
・海水にも金が含まれていて総量は「50億トン」とも言われるが、100万リッ
トルの海水にようやく0.5gくらいなので、以前これを発掘しようとドイツが試
みたが諦めたそう・・・。
・オリンピックの「金メダル」はシルバーのベースに金メッキを施したもの。
・融点は「1064.43℃」。
プラチナ編
・1735年(18世紀)という、比較的最近見つかった金属が「プラチナ」。
・スペインの将校がコロンビアのピント川河畔で見つけたので、「ピント川の小
さな銀(Platina del Pinto)」と呼ばれ、「Platinum」になった。
・実際にはファラオの時代にも発見はされていたが、融けにくく扱いにくいため、
その当時はあまり使われなかった。なので1735年は「再発見」になる。
・過去に産出した量はおよそ「4000トン」で、「6mの立方体」程。世界での年
間産出量は「200トン」くらい。
・主に南アフリカで採れる、全体のおよそ75%程!ロシアが次いで17%程。
・金属では最も硬いため、マリッジリングなどに使用される(二人の絆が固くあ
るようにとの意味だと言われるが、単純に高価でビジネスになるからでしょ)。
・融点は「1769℃」。
キリがないのでこの辺で・・・。ダイヤとか宝石をやったら終わらないので、また
いつかやりたいと思います。昔まとめた研修用の資料が役立ちました。ちなみ
にそれらの金属「1g」の小売価格(田中貴金属の地金価格を参考)は昨日で、
2009年6月9日 銀=¥52.81 金=¥3,198 プラチナ=¥4,215
でしたが、過去の資料を見ると面白い移り変わりが見られました。
2006年8月14日 銀=¥49.14 金=¥2,489 プラチナ=¥4,902
2007年7月18日 銀=¥56.59 金=¥2,766 プラチナ=¥5,466
2008年2月21日 銀=¥68.67 金=¥3,447 プラチナ=¥7,867
昨年の高騰で一時期プラチナは倍くらいになったんですね。そして銀の価格と
金の価格の違いの凄さ。銀は1g50~60円なんです。僕の記憶では2005
年くらいには、金が¥1,500でプラチナが¥3,000くらいだったはずなのに。
アクセサリーは元々フランス語が語源で、「共犯者」という意味だそうです。とこ
ろが今ではフランス語では「付属品」としての意味がメインになり、英語だけ現
在もこの「共犯者」としての意味合いで主に使われているそうです。なんか「運
命共同体」的な感じでいいですね。
今日もありがとうございます~